5 結果
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規約の診断入力および転移リンパ節数入力は、マウスとテンキーのみで可能です。診断結果を記録しそれを病理診断システム上に転記する作業は、計算ミスや転記ミスの原因となります。操作を数値のみの入力に限定すると、入力操作に対する負荷が軽くなります。リンパ節番号や合計はリアルタイムに自動計算され、コピーもマクロによるボタン操作となるため、計算ミスや転記ミスを無くすことができました。さらに、診断と所見は一回の入力操作で出力されるため、診断と所見の整合性が保たれます。また、診断に対して常に同一の一般化された診断結果を出力することが可能となります。現在、がん登録に紐付けして病理診断や所見を統合する試みがなされています。これにより日々記載される病理診断、病理所見結果を一度きりの情報ではなく、大規模データベースとして利用することが期待されます。この際に問題になることの一つとして病理診断医間での診断や所見の記載が多種多様であることがあげられます。癌取扱い規約はこの病理診断医間の差を緩和することに貢献していますが、出力を自動化することでさらに利用しやすいデータの出力が可能となります。現在の診断および入力業務への貢献とともに将来のデータ利用が期待されます。
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